日本で入手可能なRTX4070Tiの中で、唯一2スロットジャスト厚のGPUは「INNO3D RTX4070Ti X3」のみのはずです。
1PCでRadeonとGeForceを両方運用したいと思っていて、リファレンスのRX7900XTXを買ったことから、メインはRadeon、サブにGeForceと考えていました。自分のメインPCで使うB650 LiveMixerはPCIが3本ありますが、PCI3を使いつつ2本GPUを刺すとするとPCI2はちょうど2スロット分でないと刺せません。
当初はRTX4060あたりの2スロット厚のをいずれ手に入れて刺そう…と思っていたのですが、RTX4070以下が思っているより貧弱っぽい、特に重視したいメモリ周りが…と感じ取れたため、この製品を知ったとき、勢いで買ってしまったのでした。
しかしその後、Thunderbolt4 AICがPCI2でないと運用できないという問題に直面し、PCI2にはThunderbolt4 AICを刺し、Thunderbolt経由eGPUエンクロージャを用いてこのRTX4070Tiを接続する運用に切り替え。
ちなみにeGPU側がPCIe 3.0であり、Thunderboltのバス幅はx4のため、PCIe 3.0×4の帯域となり最大32Gbpsのはず。実質5GB/s程度のため、GPU運用目線ではかなり狭いです。どのぐらいのパフォーマンスが出るんでしょう?3DMarkベンチマークを回してみました。
まずはTimeSpy 1440pを。結果は以下。スコアが16476、平均が21701なので平均比75.9%。スコア的にはRTX4070ぐらいのパフォーマンスですね。
次はSpeed Way。こちらも1440p。スコアは4370。平均が5447で、平均比80.2%。これもRTX4070ぐらい、微妙にそれより低いぐらい。
最後にPory Royal。これも1440pで。スコアが11351、平均が13841、平均比82.0%。このスコアもほぼRTX4070ぐらい。
だいたい75~80%ぐらいのパフォーマンスっぽいですね。eGPU運用だと、RTX4070と同等ぐらいになりそうです。
動画編集に使うのがメインでそれには差し支えないパフォーマンスは出ると思うのでしばらくはこのまま運用してみます。Stuble Diffusionもやってみたいですね。